【初心者必見】ボイストレーニングの基礎知識と練習メニュー7選

ボイストレーニング

「ボイストレーニング」という言葉を聞くと、プロの歌手や歌手を目指している方が受けるレッスンのイメージがありますよね。

しかし、現在はプロ以外にもカラオケで高得点を目指す方や趣味でボイストレーニングを受ける方が一定数いらっしゃいます。

今回は、初心者向けにボイストレーニングの基礎知識や練習メニューを紹介します。

ボイストレーニングとは

もともとは、歌手や俳優、声優など声を使う職業とする方が受けるトレーニングです。

歌を歌う際に、がむしゃらに声を出しては声帯を痛めてしまいますよね。

そうならないためにも、喉に負担の来ないような声の出し方や身体の使い方、呼吸方法などを学べます

ボイストレーニングの基礎知識

ボイストレーニングの基礎とは何があるのでしょうか。

以下の3つを詳しく紹介していきます。

  • 腹式呼吸
  • 身体の使い方
  • 発声

腹式呼吸

普段、人間は胸式呼吸で呼吸をしていますが、睡眠中は腹式呼吸で呼吸をしているのをご存知でしょうか。

胸式呼吸よりも息を多く吸い込むことができるので、歌う際には腹式呼吸が基本となります。

腹式呼吸をマスターすることで、声を張り上げなくても良く通る声を出すことができます。

腹式呼吸がイメージしづらい方は、お腹に手を当てて風船を膨らますイメージを持つとやりやすいでしょう。

腹式呼吸のやり方

  1. 息を吐き切る
  2. 3秒かけて鼻から息を吸って、3秒かけて息を吐く
  3. 慣れてきたら徐々に時間を延ばす
  4. 上手くできない時は、仰向けになってお腹に手を当てて行う

身体の使い方

歌を歌う際、喉だけで声を出していませんか。

声帯が振動することで「声」になりますが、実は「歌う」って全身運動なんですよね。

姿勢が悪かったり、筋肉が凝ってたりすると良い声が出ません。

リラックスしながら、首、肩、表情筋(顔の筋肉)など、ストレッチを行って筋肉をほぐしましょう。

また、猫背や反り腰になりがちな方は、壁に頭の後ろ、両肩、お尻、かかとをつけて正しい姿勢を意識するようにしましょう。

発声

発声練習というと、口を大きく開けて声を出すイメージを持つ方も多くいらっしゃるかもしれません。

結論、口はそれ程大きく開けなくても良いですが、喉の奥を開く必要があります。

あくびをするイメージで行うとやりやすいでしょう。

発声練習メニュー7選

具体的に「どんな練習をすれば良いのか?」と迷ってしまいますよね。

そこで、簡単に練習できるメニューを7つ紹介します。

  1. 音階で発声する
  2. ハミング
  3. リップロール
  4. ロングトーン
  5. スタッカート
  6. オクターブスケール
  7. タングトリル

音階で発声する

音階とは、ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ドのことです。

1音ずつ丁寧に、無理せず音階を発声していきましょう。

最初から正確に発声することは難しいので、ピアノやキーボードなどの鍵盤を弾きながら行うとやりやすいです。

ハミング

ハミングとは、口を閉じて「んー」と音を出す練習方法です。

口を閉じるといっても、喉の奥は開けておきましょうね。

大きな声を出す必要がないので、どこでもやりやすい練習メニューです。

「んー」と発声すると、振動を感じるかと思いますが、これを「共鳴」といい響きの練習にもつながります。

慣れてきたら、ハミングで音階の練習をしてみましょう。

リップロール

リップロールとは、唇を閉じてブルブルと震わせる方法で、プロの歌手もライブの本番前に行う方が多いトレーニングです。

リップロールを行うことで、唇や顔の余分な力が抜けて、声が出しやすくなるでしょう。

難しく感じますが、しっかりと腹式呼吸で息を吸ってから行うことで、長くリップロールができるようになります。

ロングトーン

ロングトーンとはその名の通り、長く音を延ばす練習を言います。

まずは、ご自身の出しやすい音で「あー」と一定の音をぶれずに10秒間キープしながら発声してみましょう。

できるようになったら時間を延ばしたり、低い音、高い音など、音階を変えたりして練習しましょう。

スタッカート

スタッカートとは、ロングトーンとは対称的に音を短く切る練習のことです。

腹筋を動かすようなイメージで「あ」「あ」「あ」と短く発声します。

最初は息だけで「は」「は」「は」とワンちゃんの呼吸のマネをするとやりやすいでしょう。

オクターブスケール

オクターブとは、音階のド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ドの最初の「ド」と最後の「ド」を指します。

鍵盤を使いながら、低い「ド」と高い「ド」を繰り返し発声しましょう。

その他にもレ、ミなど別の音階や、低い「ド」から始める「ド・ミ・ソ・ド(高い音)ソ・ミ・ド(低い音)」といったスケールにも挑戦しましょう。

タングトリル

タングトリルとは、舌を上の歯の裏側に付けて舌先を震わせて発声する、いわゆる「巻き舌」のことです。

ドラムロールをイメージしながら、「トゥルルルル…」と舌の力を抜いて行ってみましょう。

難しいですが、コツをつかむと簡単にできるようになりますよ。

練習方法

具体的な練習方法は、以下の2つの方法があります。

  • 自宅で練習する
  • スクールに通う

自宅で練習する

ボイストレーニングや発声に関する本が数多く出版されており、ある程度の知識は独学で学べますが、実際に本に書いてある発声の仕方を実践するとなると、「正しくできているか分からない」「このやり方で本当にあってるかな」とご自身での判断が難しいですよね。

しかし現代は、さまざまな情報が溢れており、インターネットやYouTubeの動画などで簡単にやり方を調べることができます。

中には、現役のボイストレーナーの方が分かりやすく解説している動画もあり、自宅にいながら本格的なトレーニングを受けることが可能です。

自宅で練習する際は、近隣の方の迷惑にならないよう配慮することも大切です。

スクールに通う

「短期間で歌が上手くなりたい」「オーディションを受けたい」などといった方にはボイストレーニングを受けられるスクールに通うのがおすすめです。

個人差はありますが、プロから直接習うことで圧倒的なスピードで上達できます。

現在は歌手志望でなくても、「カラオケが上手くなりたい」といった方でも通われている方も多くいらっしゃいます。

ボイストレーニングを始めよう!

今回は、ボイストレーニングの基礎知識と練習メニューを紹介しました。

ボイストレーニングは声の仕事をする方以外にも、カラオケ好きの方や趣味で始める方も多く、プロから習えば早期上達も夢ではありません。

簡単に自宅でできるメニューもあるので、是非この機会にボイストレーニングを始めてみませんか。

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